測量のやり方
（２）測量の計算
次に、測量の計算の仕方を簡単に説明いたします。
測量の計算には上記のようにxy座標を使います。学校で学んたことを思い出した方も多いかと思います。ただし測量ではｘ軸とｙ軸が反対になります。ｘ軸方向が北、０°となり、ここからの角度と距離を計算します。
例えば上の図のようにＡＸ’Ｂの直角三角形を考えます。赤い数字は、３辺の辺の比を表わしています。辺の比Ｘ’Ｂ／ＡＢをsin（サイン）45°、Ｘ’Ａ／ＡＢをcos（コサイン）45°と表わします。関数表をみると、sin45°=0.70711, cos45°=0.70711になります。
この数字にＡ地点からＢ地点までの距離10.000ｍをかけると、Ａ地点からｘ方向7.071ｍ、ｙ方向に7.071ｍ行ったところにＢ地点があることがわかります。サイン、コサインのような三角関数を使えば、どんな角度でもすぐに答えが出せます。
わかりづらいかもしれませんが、ここではある地点から目標地点までの、ｘ軸からの角度（方向角といいます）と距離がわかれば、目標地点の座標が導き出せることをご理解いただければと思います。
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