東京の不動産表示登記こもり土地家屋調査士事務所

土地家屋調査士という資格

ほとんどの方には馴染みの無い名前だと思います。「土地と建物を調査する」とは、土地の地質を検査したり建物の耐震検査をしたりするわけではありません。測量もするので時々「測量士さん」ともいわれてしまいますが測量士でもありません。

土地家屋調査士とは土地家屋調査士法という法律に定められている制度にある資格です。法務省が所管しています。

他人の依頼を受けて不動産の表示に関する土地家屋の調査・測量・申請手続等を行うことができる資格です。つまり測量士と違って、登記申請のための測量を行う者が土地家屋調査士といえます。

下の全部事項証明書（登記簿謄本）をみてください。（法務省のHPにて様式が公開されていますので、それをお借りしました。）
　　　　　　　　

全部事項証明書（土地）をみる

　　　　　　　　　　全部事項証明書（建物）をみる


朱線で囲われた部分「表題部」〜ここが、土地家屋調査士が携わる部分です。表題部には、その不動産の物理的な現況が記載されます。土地だったら所在・地番・地目・地積等であり、建物は所在・家屋番号・種類・構造・床面積等の記載により、その不動産を特定するのです。不動産登記とはそもそも、不動産取引の安全のために設けられている制度ですから、まずその不動産を特定されなければいけないからです。

ちなみに、「権利部」の甲区・乙区とは、甲区には所有権に関する事項、乙区には所有権以外の権利に関する事項（例えば抵当権）が登記されます。この部分は主に司法書士さんが扱います。

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